|
◆保護犬・保護猫について
|
| |
保護犬・保護猫とは、人間によって遺棄された犬猫が、「里親」へ譲渡するために、もう一度ボランティア(個人・団体)によって保護されたものです。
たとえば、
●保護センターに持ち込まれたもの
●動物愛護団体に持ち込まれたもの
●野良猫として生活していたもの
●飼われていたが、路上に捨てられたもの
●飼い主とはぐれてセンターに保護されたもの
(遺棄されたわけではないが、飼い主が見つからなければ処分される)
●多頭飼育され状態が著しく悪いもの
●ブリーダーが飼育を放棄したもの
このような犬猫がネット・タウン誌・イベントなどで里親募集されます。
いわゆる「保健所から犬猫を助ける」=「里親募集をされている犬猫を引き取る」と同じ意味です。
神奈川県の保護センターでは、一旦ボランティア団体が引き取ってから譲渡するケースの方が多いです。
|
|
◆10年前と比べると‥
|
| |
都道府県の行政データによると、犬に関しては全国的にセンター収容数・殺処分数ともに減少しています。
神奈川県では10年前の4分の1まで殺処分数が減少しています。この要因としては
●インターネットの普及により、保護情報が開示され飼い主への返還率 が上がった
●人々の犬に対する意識が向上し、不妊・去勢手術の実施、室内飼い への移行が進んだ
●ボランティアによる保護活動が活発に行われ、「里親・保護犬譲渡」 への関心が高まった
などが挙げられます。神奈川県においては保護センターに持ち込まれた際に終生飼育に対して強く説明し、最後まで
自宅で飼うように指導を行っています。
一方、猫においては、全国的にはいまだ減少の傾向がみられません。これは野良猫の増加が要因で、保護センターに
持ち込まれる猫の大半は目も開いていない仔猫だそうです。(親は無理だが、目も開いていない仔猫は
すぐ捕らえられてセンターに持ち込まれるということなのでしょうか。このような仔猫はセンターでも譲渡の対象に
ならず処分されます。)神奈川県では10年間で処分数は半減しましたが
それでも月平均150匹前後の猫が処分されています。
|
|
◆進む地域格差
|
| |
全国規模の里親募集掲示板「いつでも里親募集中」の地域別の募集を比較すると、関東地区の募集数が群を抜いて1位となっています。
首都圏の人口の多さも一因ではありますが、募集掲示板に掲載されている犬猫は「助かった」犬猫です。
殺処分数の人口比では、神奈川県は最下位グループに位置します。
このことからも、年々減少しつつある犬猫の殺処分数ですが地域・自治体によって随分と格差があることがわかります。
「不妊・去勢手術の普及」「室内飼育の普及」そして行政の積極的な働きかけが重要だと思います。
|
|
◆日本の犬猫里親制度
|
| |
現状、日本の犬猫里親制度は、数々の民間ボランティアに支えられているといえます。
しかし、民間であるがゆえの問題点も多く、どの団体・個人も見えないジレンマと戦っています。
それでも行政・ボランティア・地域住民この3者がゆっくりとではありますが連携し、
少しでもセンターで殺処分される犬猫の数を減らそうと努力しています。
道を歩いていて野良猫を見たら、少しだけ猫の現状について思いを馳せる、犬が飼いたいな
とおもったらペットショップだけでなく、里親募集にも目を向ける。私たちにできる、これらの小さいことが
地域から不幸な犬猫を減らし、いつか保護センターで小さい命が断たれることがなくなる日が
来るのだと思います。
|